結婚時の改姓について思う。。
管理人のくまかけです。
本日ネットニュースを見てると、久々に 夫婦改姓 についての記事がありました。
「妻の姓に変えたらクソゲーな手続きが待っていた」 わずか4%、結婚で改姓した男性たちの本音
最近、夫婦別姓についての問題はよくみられますが、この記事は妻の姓を変えるのでなく、夫の姓を変えたらどうなるかという、初めて出会う視点の記事でした。
女性が変えるのなら男性が変えるケースが有るのは、言われてみれば当たり前のケースです。
実例として、ソフトウェア企業「サイボウズ」の社長、青野慶久氏をあげられています。
・証券なんかの書き換えが大変で、多額の実費がかかったこと。
・仕事では旧姓を使っているけど、それなりのストレスを感じていること
などが書かれていますが、これは女性が改正しても同じですよね。
なぜ男性側が改正をしたのか。。。
それに、このケースってマスオさんのように養子になるって感じなんでしょうかねぇ。。
ここでは、2例挙げられています。
例1)【ネット企業に勤める30代会社員男性の場合】
・妻の姓がかなり珍しい姓であり、妻がこだわっている。
・夫は一般的な姓であり、夫はこだわっていない。
・夫は次男でもあり、夫側の親からは特に反対は出なかった。
・妻の姓が気に入っていたとの、改姓への興味。
例2)【メディア企業に勤める30代会社員男性の場合】
・妻から名字を変えたくないという希望があった。
・夫のは旧姓は日本人で最も多いものの一つであった。
・父親からは『家を捨てるということか!』と怒りのメールが来たが夫婦のことだからと説得した。
こんな感じでしょうか。
記事自体は、夫婦別姓について誘導したかったようで、最後に
「家族とは、名字によって束ねられるものではなく、目には見えない何かによって、結ばれているものではないでしょうか」
なんて感じの無理くりなオチを書かれています(^^;
記事を読んで感じたこと。。。
2例に共通していることは、「夫側の姓が一般的だったこと」ですね。
例2にあったのですが、
『名字なんてラベルにすぎないのだから、貼り替えたところでその人が変わるわけではないし、家族との関係が変わるわけではない』
う〜ん。。。たしかに当人からしたらそうなんでしょうねぇ。。。
でも、親の目線から言うと、ラベルと言い切れないものがあります。
子供を持たれてる方は経験あるでしょうけど、男の子が生まれたときと女の子が生まれたときの周囲の反応の微妙な違い。
端午の節句は休日なのに、桃の節句は休日ではないのはなぜなんでしょう。
ここには、男子は「家名を継ぐ」という義務というか、呪いが課せられているからです。
それを象徴するのは「お墓」だと考えています。
妻が亡くなったとき、夫の墓に入ります。
では、妻側に改姓した夫が亡くなったときは、妻側の墓に入るのでしょうか?
それと、女の子がいる親は、いずれは戸籍から出ていくものと覚悟して育てています。
しかし、男の子の親は、少なくとも戸籍をつないでくれるものと思って育てています。
この違いは大きいと思います。ただ、ご自分が親にならないと実感しないのかもしれません。
核家族とか個人主義とか海外から導入されて「親は親、自分は自分」と切り離して考えるのが普通になってきました。
しかし、根底には「家族を大切する」という気持ちが流れているのであって、そこが軽視されているようにしか記事からは受けれなかったです。
男性が姓を変えるというのは法律だけでなく、「家」の問題が絡んでくると思います。
「ラベル」といいきるのでなく、もしそのようなケースが発生した場合、親御さんと「墓」を間において会話されるのがお互いに納得する落とし所が出ると思います。
ちなみに。。。
くまかけが墓を造ったとき、長男が「この墓俺が継ぐのか」といったのを聞いて、ちょっと「しまったかなぁ」と思いました(^^;
自分では思わなかったのですが、長男に「墓を継ぐ」という呪いをかけてしまったことを。。。
投稿者プロフィール
-
株式会社スタジオくまかけ代表取締役で業界としては30年近く存在(^^;
数年前に事故で緊急入院し、突然連絡が取れなくなり、仕事に支障をきたした経験から、事業を継続させるためには安否確認と自動的な情報継承が必須だと考えました。
当初他社のサービスを利用するつもりで探したのですが、自分にフィットするものがないため「人生金庫」の開発をスタート。
「終活」に興味を持ち、気になった情報を収集して発信しています。
最新の投稿
- エンディングノート2023年11月6日デジタル時代の温もり: 「人生金庫」とともに紡ぐ安心の絆
- エンディングノート2023年10月30日災害対策の心臓部:安否確認の役割と企業のBCP戦略
- エンディングノート2023年10月22日安否確認と情報継承:近代のテクノロジーが結ぶ大切なつながり
- エンディングノート2023年10月17日エンディングノートの法的効力とは?